コロナの影響もあり、オンラインでのイベントが多くなりました。私自身、オンラインベントに登壇させていただくこともあれば、司会を担当することもあります。先日のWordCamp Japan 2021においてナビゲーター(司会的な立ち位置)を担当させていただきました。そこで、そのときに何に気をつけていたのか、どう考えて対応していたのかなどを書いていきます。何かしらのお役に立ちましたら幸いです。
そのために、セッションの開始時、途中、終盤の3つに分けて実施することを書きます。そして、下記のセッションではご紹介している内容を実施出来ていると思います。合わせてご覧ください。
最初にやりたいことは以下の4つです
最初に一言だけわたしが話すのですが、このタイミングで少しだけ、スピーカーの方に挨拶や質問をしています。
映像を見れば顔と、スライドが出ていることは確認できますので、声が出ていることの確認のために、スピーカーさんが自然に声がだせるように振る舞っています。
また、リモート登壇の場合、本人自身で1〜3がうまく行っているかどうか確認のしようが無いので、問題なく1〜3ができていることを伝えています。
ここでは、以下を行います。
リモート登壇の場合、視聴している人の顔を見ることができず、いま自分の話している内容がうまく伝わているのかわかりません。
今回、StreamYardという配信サービスを利用しているのですが、この場合、わたしとスタッフの数人の顔だけは閲覧できます。
そこで、
など大きすぎるぐらいリアクションしています。
やりすぎかもですが、きっと無いよりはいいであろうと思ってやってます。
ここでは以下を行います。
どうしてもセッションの時間はオーバしたり、短くなったりします。その時間に合わせて対応を変えます。
オーバしている場合は、声だけで「のこり1分です。」や「そろそろまとめをお願いします。」などと伝えます。
ショートしそうな場合は、予めこちらで質問を作っておきます。コメントからのピックアップや、セッション中にポイントになりそうな部分を質問としていくつか準備しておいて、それで話します。
また、終了時にわたしが入るのが遅れると、どうしたらいいの??てきな空気になるので、なるべく良いタイミングで入るようにタイミングを見計らっています。
今回はoViceで、セッションの内容について話して貰える仕組みがあったので、そちらを紹介して都度誘導を行っています。
ということで、正直こんな準備はほぼ必要なく、スピーカーの方が皆さん素晴らしかったので、ほとんど何もしませんでしたが、司会のときに気をつけていることでした。
その他、司会としては
などをしています。
こちらについては、それぽい司会という感じでなるべく不自然にならないように、皆さんのイメージにある司会っぽさで振る舞うのと、最小限の発言に留めることを意識してます。
これは、常に笑顔でいる。声色や、言葉遣いに面白楽しいよう要素をなるべく含むことを意識しています。
電話に出るときに声のトーンが2つぐらい上がるわたしの母親を参考にしています。
については、時間の変更や、URLの変更などがどうしても発生するので、そういうのをセッション終わりやセッション始まりにはさみます。今回は殆どなかったような気がします。
フィードバックは常に色々目を配ります。音が聞こえないとか、かくかくしているとか、ハウリングしてるとか。そういうのはすぐにコメントで教えていただけるケースが多いので、見ながら調整が必要であれば調整します。
今回、こちらも殆どなかったように思います。
良い反応が多い場合は、終盤にいち早くスピーカーさんに伝えたりします。
みんなが嬉しくて、スピーカーさんもその反応を知れて嬉しいと、またみんなで嬉しくなれますよね。
リハーサル時は、以下をスピーカーさんの以下を確認しています。
マイクのクオリティー、エアコンの音、PCのファンの音、マイクが衣服や髪の毛にこすれる音、キータイプの音、単純な雑音。などなど様々な理由で音がクリアに入らないケースがあるので、できる範囲でなるべく良くなるように、改善できそうなところはお願いします。
逆光だったり、暗かったり、明るすぎたり、いろいろなので、可能な範囲で改善をお願いします。
版権のものが映ってたりすると面倒なので、片付けてもらったりをお願いします。
と、色々かきましたが、そんなに多くのことを司会でできるわけではないので、なるべく安心して、セッションをしていただけるように心配りをできる限りでするという感じです。
あまりこちらの理想が高かったりして、要望しすぎるとかえって、萎縮してしまったりで良くないので、なるべくできる限りで、お願いして、あとはもう当日、なんとかなる!的な気持ちであたっております。
結局当日のバタバタしているところで、なんとなくやっているだけです。みなさんのおかげですね。