何事も始まりは肝心ですね。LTにおいても、それは同じです。大抵のLTは、リハーサルもなく、登壇順もギリギリまで決まらず、接続の形式(HDMIやVGA等)や画面のサイズも、始まってみないとわかりません。
また、連続してLTは行われるので、前の人が終わったら、すぐプロジェクターとの接続コードが渡されて、自分のPCが映ったら直ぐにLTスタートといったバタバタしたものになります。
ここで役立つtipsを幾つか。
自分のPC内はもちろん、手持ちのUSBメモリー、そしてドロップボックスなど、ネットワークからもダウンロードできるようにしておきます。これは、万一自分のPCが接続出来ない。画面が映らない。となった際に、前か次のひとのPCを借りて、USBを指すなり、ネットワークからダウンロードするなり出来れば、最悪の事態であるスライドが映らないということを回避出来る可能性が高まります。
Keynoteなどには、登壇者用と会場に映すようで2画面を利用できる、素敵なモードがあります。しかし、例えば登壇者用が会場のスクリーンに出てしまったとして、その入れ替え操作が明確に行えるでしょうか?この操作に不安が無ければ問題ないのですが、不安だとすると、事故の元になりますからやめておいたほうが良いです。
経験上、一番安全なのはスライドをPDFにしておいて、PC内もプロジェクターも同じ画面にするミラーリングです。
macの場合、⌘+f1で、ミラーリングと2画面を切り替えられます。繋いだ時点でミラーリングになっていれば、それでokですし、2画面になってしまっていたら、即座に⌘+f1というわけです。
いざ、プロジェクターに映したらプロジェクターの解像度が低く、画面の一部がやたら大きく映るというケースはよくあります。こんな時、全画面表示を利用するようにすれば、この問題は容易く回避出来ます。KeynoteやPowerPoint、PDFなら可能ですね。
デモでソースコードを触ったり、ブラウザの画面を見せる場合はさらに注意が必要です。この場合は無理にでもイベント運営者にお願いして、先にどんな表示サイズになるか。聴衆者にとって最適なサイズはどれかなどを調整しておいたほうが吉でしょう。
スライドをめくる、多少のデモでキーボードを操作する。そういった場合に手持ちのマイクは操作の妨げになります。腕は二本しかないのです。なので可能であればピンマイク。それがなくてもマイクスタンドが欲しい所です。無いようなら、イベント運営者に聞いてみましょう。
もしどちらも用意ができない場合は、LT中にデモをするので司会の人にマイクを持っていてもらうお願いをしておきます。もしくは操作するpcの隣にマイクが立ってればよいわけなので、なにかしらの箱などマイクを立てかけられるようにしておくのもよいでしょう。
こんなに神経質にならなくても良いのですけどね。何にしろ、自分の番が回ってきたときに、なかなか接続出来なかったり、思ったような表示にならなかったりすると、焦りますし、話す内容に集中出来なくなります。また、まごまごして、時間が遅延すればするほど、会場の熱がどんどん低くなっていくことになります。LT本題とは無関係なのに、非常に悪い影響ばかりです。
この辺りはなにも考えなくてもうまくいくように準備と想定をして臨みたい所です。
LTアドベントカレンダー:4日目として書いており、ちゃんと間に合うことができました。この先どうなりますやら
明日以降もつづくはずですー。お楽しみに。